あさひやま動物園チャンネルは、旭山動物園の魅力をお伝えする個人が作る非公式サイトです。

てながざる館

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旭山動物園てながざる館 誕生と特徴

ブラキエーション(腕わたり)を生かした設計

2009年8月、てながざる館が完成しました。隣のおらんうーたん館と肩を並べるほど立派な施設ができました。旭山動物園で飼育されているのはシロテナガザルです。木から木へ、ブラキエーションで俊敏に移動するテナガザルの能力を最大限に生かした設計になっています。

中央の鉄塔は地上14メートル。おらんうーたん館の鉄塔は17メートルですので、やや低いですが見上げるのには結構肩が凝ります。ただ最初は中々鉄塔にくる事が少なかったですが、今は良くこの鉄塔まで来ています。俊敏に移動するテナガザルを見たら、あまりの速さに度肝を抜くことでしょう。

テナガザル寒さには弱い動物ですので、冬期期間は屋内展示になります。

テナガザルの種類

シロテテナガザルの1種

見どころ

ブラキエーション

木から木へ、棒から棒へ。自在にわたりあるこすばしっこさ、目にも留まらぬといったら大げさですが、もの凄いスピードで移動します。これぞテナガザルの本領といったところでしょうか。

旭山動物園てながざる館
ブラキエーション

ブラキエーションとは

木の上で生活する霊長類が、両腕で交互に枝を掴んで身体を振って移動することです

旭山中に響き渡る歌声

テナガザルは、縄張り宣言などでオスメスの夫婦間で鳴き声を交わすそうです。夫婦で奏でるデュエットは、声高く旭山動物園中に響き渡ります。人間でいうと夫婦のコミュニケーションなんでしょうね。お互いの絆を確認し合っているのではないかと思います。

キョンとの異種展示

旭山動物園のてながざる館にはキョンという動物も同居しています。懐かしいですが、漫画の「がきデカ」に出てきた八丈島のキョンを思い出した方もいるかもしれません。実はそのキョンなのです。見た目は鹿に似ている通り、シカ科に分類される台湾生息の外来生物の様です。

旭山動物園ではこうした2種類の動物を、同じ展示場で同居させる展示方法を行っています。これも旭山スタイルなのです。

てながざる館を楽しむための豆知識

ブラキエーションによる高速移動

何と言ってもブラキエーションによる高速移動です。俊敏で身軽、高い所なんかまるでヘッチャラな高速移動を見てください。

声高らかなる歌声

夫婦で歌うデュエットはホワ〜ホワ〜、ホ〜〜♪ってな感じで鳴きます。とっても大きな声なので、遠くに居てもわかるくらいです。歌い出すとしばらく歌ってますので、近くで耳にしたらてながざる館へ足を運ぶと良いです。

注意:動物撮影のカメラのフラッシュは必ずOFFにしてください。

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