あさひやま動物園チャンネルは、旭山動物園の魅力をお伝えする個人が作る非公式サイトです。

もうじゅう館

もうじゅう館 ライラ
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旭山動物園もうじゅう館 誕生と特徴

もうじゅう館の誕生

1998年9月にオープンしたもうじゅう館こそ、旭山動物園人気の火付け役となった施設です。横からも上からも観察できる建物として、オリのような施設ができた当時はその大きさに驚いたものでした。

もうじゅう館には、百獣の王ライオンにアムールトラ、アムールヒョウ、ユキヒョウ、そしてエゾヒグマの5種が展示されています。こちらに展示されているアムールヒョウは、日本に数頭、世界でも数十頭しかおらず絶滅寸前の動物です。よって大変貴重な動物をここ旭山動物園で見れるのはとてもラッキーとも言えるでしょう。

そのほかアムールトラはトラの仲間では最大、毛並み、模様がたいへん美しい動物です。こちらも世界に500頭くらいしか生息していない貴重な動物です。

そして現在、エゾヒグマ館の新館開設(令和4年完成)に向けての工事が進んでいます。

時間を分けての展示

もうじゅうと言われる通り、どちらも複数の動物を同時に展示することは難しいです。よって、1日を午前ごごに分け動物を入れ替えながら展示をしております。よって、お目当ての動物を見るのなら1日滞在しなくてはいけないことになります。例えば、子供が生まれたとします。展示は母親と子供を一緒にし、父親とは離して展示される事になります。こうして小さな命を守りながら展示を続けています。

繁殖への挑戦

旭山動物園では、繁殖への挑戦が常に続けられています。今までにもライオン、アムールヒョウ、アムールトラ、ユキヒョウと全ての繁殖に成功してきました。この4種はネコ科の動物なので、子供の頃の姿を見たら誰しも目尻が下がってしまうほど可愛いです。特にユキヒョウは、小さい頃の目がブルーグレー色をしていてとても綺麗です。

これら絶滅の動物の繁殖に成功しているのも旭山動物園なのです。

2019年に生まれた旭山動物園のユキヒョウの子ども
2016年4月に生まれたユキヒョウの子ども

もうじゅう館を楽しむための豆知識

エレベーターがない

もうじゅう館には残念ながらエレベーターがありません。よって車椅子の方が2階に上がるのはかなり難しいです。ベビーカーなどは階段とスロープがあるので登ることは可能です。しかしたとえ登らなくても、1階でも十分に楽しめると思います。

ユキヒョウやアムールヒョウの展示室には、動物を下から見る場所もあります。特にユキヒョウの肉球をよく観察できるという利点があります。動物の排泄物に注意しながらじっくりと下から覗いてみるのも良いと思います。どうかシッ○とウン○にはくれぐれも注意してください。

観察のポイント!

何と言ってももうじゅう館では、動物の毛並みをよく見てください。人間の欲求が彼らを絶滅に追いやる理由がそこにあります。これからの将来、これらの動物たちも我ら同様生存していることを願います。

注意してほしいこと

ユキヒョウとアムールヒョウのブースには下から観察する場所があります。そこは大人の背よりは高く作られていますが、子供を肩車するなどしたら動物との距離が近くなります。子供の手ならば届かないとはいえ大変危険な行為になります。動物は手加減などしません。そしてもうじゅうはもうじゅうであることを忘れない様にしましょう。

注意:動物撮影のカメラのフラッシュは必ずOFFにしてください。

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